パニック障害の相談・治療
パニック障害とは
パニック障害は、発作的に、動悸や息苦しさ、発汗、めまい、吐気などの症状を伴って強い不安に襲われる病です。
心臓など体の検査をしても、異常なしと診断されることが多いです。
また、あの発作がおきたら・・との不安感(予期不安)が続くこともあります。
発作が起きた場所や、電車や人ごみなどを避けたくなることもあります。
道を歩いていて、突然ライオンが襲いかかってきたら、どうしますか?全力疾走で逃げますよね。
全力疾走するので心臓はバクバクで、息もあがりますよね。このように私たちの脳と体には、緊急事態にそなえて、瞬間的に全力疾走できる体勢にはいるスイッチがあるんです。
パニック障害はこのスイッチの感度がちょっとだけ高くなった状態です。基本的に薬物治療で治りやすい状態です。
当院での治療方針について
主に薬物治療により、パニック発作のない状態を目指します。発作のない毎日を過ごす中で安心感が育ってくると、お薬を減らしても発作はおこらなくなります。
※薬物治療を希望しない方の相談も大丈夫です。
長年わたって薬物治療や認知行動療法を受けてきて、パニック発作はほぼ解消されているけれど、予期不安や電車や人ごみに対する苦手感が残っている方がときどきいらっしゃいます。
この場合、身体を使ってのリラクゼーション(フォーカシング)や身体ワークによるNLPセラピーが、画期的な効果を発揮することがあります。
数回のNLPセラピーのセッションで大きな変化がでることを私たちは多くのケースで経験しています。